同性婚が認められている国一覧を世界地図で紹介・2015年版
LGBT

同性婚が認められている国と認められた年の一覧をまとめてみました。
婚姻と同等の権利を与えられるシビル・ユニオン制度※を導入している国や、アメリカなど一部の州で同性婚が認められている国は除きました。
※シビル・ユニオン制度とは
シビル・ユニオン(英語: civil union)またはシビル・パートナーシップ(英語: civil partnership)は、結婚に似た「法的に承認されたパートナーシップ関係」を指す言葉。
同性間カップルに対しても、異性間の結婚と同様の法的地位を求める社会運動の高まりを受けて、1989年にデンマークで始まり、その後先進国の多くで同名もしくは似た名称での法整備が進んでいる。ブラジルやニュージーランド、ウルグアイ、フランス、アメリカ合衆国のハワイ州、イリノイ州などでは、異性間カップルに対しても同制度の適用が認められている。
イギリスの例をはじめ、シビル・ユニオン制度のある国では、他国で採用されている同様の制度を自国の制度と等しく扱うことが多い。
引用元:「シビル・ユニオン」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2015年4月1日 (水) 2時(日本時間) Wikipedia
同性婚が認められている国一覧
2002年 | オランダ |
2003年 | ベルギー |
2005年 | カナダ |
2005年 | スペイン |
2006円 | 南アフリカ共和国 |
2009年 | スウェーデン |
2009年 | ノルウェー |
2010年 | ポルトガル |
2010年 | アイスランド |
2010年 | アルゼンチン |
2012年 | デンマーク |
2013年 | ウルグアイ |
2013年 | ニュージーランド |
2013年 | フランス |
2013年 | イングランド/ウェールズ |
2013年 | ブラジル |
2014年 | ルクセンブルグ |
2014年 | スコットランド |
2015年現在、18カ国で同性婚が認められています。
その多くは2002年に世界で初めて同性間の結婚が合法になったオランダをはじめとする西ヨーロッパの国々となります。
さらに
2015年5月22日、アイルランドで、世界で初めて同性婚を合法とする憲法改正の是非を問う国民投票が行われ、23日の開票の結果、賛成が多数を占めて同性婚の合法化が決定しました。
有権者322万人の投票率は60・52%。賛成は約62%、反対は約38%。
カトリック教徒が国民の大半を占める国での今回の投票は世界中から注目を浴びていましたが、保守的とされていた国での賛成多数での今回の結果は社会革命といってもいいでしょう。
一方日本では
同性カップルを結婚に相当する関係と認め、「パートナー」として証明書を発行する東京都渋谷区の条例が2015年3月31日の区議会本会議で、賛成多数で可決、成立し、4月1日から施行。
東京都の他の区や、横浜市でも証明書発行への動きが出始めています。
まとめ
2002年のオランダから始まりここ十数年で同性婚が認めれている国は18カ国となりました。
2015年5月22日の国民投票を経て同性婚の合法化が決定したアイルランドもその中に加わります。
さらにドイツやオーストラリアなどシビル・ユニオン制度を導入している国でも同性婚合法化への議論が常に行われており、そういった国々も近い将来同性間の結婚が認められる日がくるかもしれません。
世界では、宗教上のしがらみが多い国々では難しいとされていた同性婚に対する考え方も、年々変わりつつあります。
LGBT先進国でありながらそういった問題を抱えているアメリカなどでも宗教団体の力が弱まってきた今、結婚を認める州も増えました。
日本はそういった宗教文化圏ではないものの、現在LGBTの人達が住みやすい国かというとそうでないかもしれません。
ただ渋谷区が全国で初めて証明書を発行する制度を導入したことなど、まずは一歩を踏み出した感じがします。
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