獣人・ケモノオンリーイベント「関西けもケット4」に行ってきました
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10月11日、ものしり.com編集部は京セラドーム大阪を訪れました。
この日、ここ京セラドームのスカイホールB,Cブロックでは、全国の獣人・ケモノ好きの人々のための同人誌即売会イベント「関西けもケット4」が開催されました。今回は、このイベントのレポートをお届けしたいと思います。
(筆:スタッフH)
けもケットとは
けもケットは、日本で開催されているケモノオンリーの同人誌即売会。運営は「けもケット実行委員会」。ケモノオンリーイベントとしては後発ながらも多くの参加者を集めている。年2回の開催を予定しており、春は関東、秋は関西を会場としている。
入場はカタログ購入制。初回から着ぐるみ参加枠を設けており、事前登録することで、当日指定スペース内において着ぐるみを出すことができる。
引用元:WikiFur
多種多様なジャンルが集まる同人誌即売会イベントを“オールジャンルイベント”と呼ぶのに対し、限定的なジャンル・属性のイベントを“オンリーイベント”と呼びます。
つまり、けもケットとはまさにケモナーによるケモナーのためのイベントというわけです。筆者も大変楽しみにして臨みました。
(以下よりイラストでお送りします。あくまでイメージとして人物を擬獣化しています)
開場前
開場30分前の11:00ごろに現地に到着したのですが、すでに会場前には先頭が見えないほどの長蛇の列ができていました。
けもケット一般参加の方々が混乱しないよう列を整え、京セラドームに訪れている他のお客様には迷惑がかからないよう配慮されており、イベントスタッフの見事なチームワークと対応能力の高さを見ることができました。本当に感謝です。
(列の長さに驚く両スタッフの図)
会場内へ
すごい数の参加者のため、会場内は大変混雑していました。これこそ同人誌即売会の醍醐味でもあるのですが、興奮せず、ぶつかりや転倒などが起きないよう、細心の注意を払って動きましょう。不用意な座り込みや走行は大変危険であるため禁止されています。
会場は大雑把に見て、オリジナル・企業・二次創作・ケモ同性愛のブロックに分けられていたように見えました。
混雑に負けず、全てのサークルを見て回りましたが、とにかくどのサークルの作品もハイクオリティでした。こういったイベントでは、特定のジャンルや属性を本当に好きだという人が参加しているため、やはり作品への情熱の注がれ具合がすさまじいです。筆者もたまにイラストを描くことがあるため、眺めているだけでも楽しく、勉強になりますし、創作意欲が湧きます。
(満喫する両スタッフの図)
購入したもの
サークルのスペースなどは撮影禁止とされていたため、購入したものの中から一部をご紹介します。(各サークルより画像の掲載許可を得ています)
サークル:きちくみち
『思考力☆低下ビーム』(R-18)
(主に異形化などを施された)ショタ絵を得意とする長月ねじゅみ氏のサークル「きちくみち」の作品『思考力☆低下ビーム』は、獣人が登場するスーパークールアニメーション作品の二次創作同人誌です。勢いのある表紙に惹かれました。セリフの勢いやテンションが素晴らしく、楽しく読める一冊でした。
(写真:『思考力☆低下ビーム』表紙)
サークル:獣屋
『獣!29 タイガバターと熊ハニー』(R-18)
サークル「獣屋」の牛神満月氏のオリジナル濃厚ケモ同性愛作品。筋感、肉感がデフォルメを効かせつつ巧みに描かれています。また、食事のシーンは涼しそう・SEXシーンは暑そう、など“場面の温度”が伝わってくるようなメリハリのある描写力に驚かされました。シリーズもののようですが、途中からでも楽しめる作品でした。
(写真:『獣!29 タイガーバターと熊ハニー』表紙)
サークル:くだものだもの
『とんだ日に居るオジャマ虫』(R-18)
サークル「くだものだもの」の果実氏、チェシャ氏による、三角関係における「オジャマ虫」をテーマにした短編二話構成のオリジナル作品。両作とも非常に丁寧な設定と描き込みで、話も明るいテンポで展開されています。特に表紙の三人が登場する一話目はSEXよりも恋愛模様の描写に比重が置かれており、同性愛作品ですがBL志向で、非常に読みやすかったです。
(写真:『とんだ日に居るオジャマ虫』表紙)
着ぐるみエリア
13:00より、会場最奥着ぐるみエリアにて、着ぐるみ参加者との触れ合いが催されました。着ぐるみの皆様のあまりの可愛さ、かっこよさに完全に魅了されました。
(描かれているものは実在する着ぐるみではなくイメージです)
まとめ
関西けもケット4、大変楽しめました!
繰り返しになって申し訳ないですが、何より各サークルの情熱がすごかったです。本・グッズ・着ぐるみなどのカテゴリーを問わず、当人が本当に好きで、その気持ちを表現したいという思いから全力を注いで作られた作品は“こだわり”という味が出ます。そういったものにたくさん触れられたことはとても良い刺激となりました。
けもケットは、毎年春には関東、秋には関西での定期開催のほか、今年の1月には「新春けもケット」の名称で試験的に開催されるなど、運営の試行錯誤の様子がうかがえます。サークル参加者、一般参加者も増加しており、これからさらなる規模の拡大が予想されるイベントです。
ご興味のある方は是非一度訪れてみてください。
最後に、同人イベントは運営と、サークル参加者、一般参加者が全員で作り上げるものです。 一人ひとりがルール・マナーを守って楽しむということを忘れてはいけません。
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